全国のバスアングラーの皆さんこんにちは、ネコバスブログ管理人のTです
今日はロッドのガングリップについて、お話していこうと思います。
前回はヘビキャロを考えるという記事で、一つのリグをいかに突き詰めて合理的な使いやすいタックルを組むか、ということを考えました。
今回は対照的に、非合理的な、バス釣りのロマンの部分を考えたいと思います。
ただ先に、少し脱線というか、バス釣りの基本的な部分から入ります。
そんなの知ってるよ!な人は、目次の ガングリップロッドが欲しくなる まで飛ばしてください。
バス釣りはいいぞ!
バス釣りにおけるロマンとは
僕が思うバス釣りの面白さ
一般的にバス釣りでは、ルアーと呼ばれる疑似餌を使います。
この疑似餌は基本的に、ブラックバスが捕食する餌をモデルとした色、形、動きをし、釣り人はそのルアーを操り命を吹き込んで、バスを騙し、バスを釣ります。
ですがルアーをよく見てみると、到底本当に餌だとは思えないものも多く存在します。
眺めているだけで楽しくなってくるような様々なルアーの種類。
見た目がカッコいいから。何となく釣れそうだから。
ルアー選びやその操作は、バス釣りにおける最大の楽しみだと僕は思っています。
でも、何でこんな変なので釣れるの?
ここにはブラックバスという魚の習性に関係があります
ブラックバスについて
ブラックバスという魚は、非常に賢く臆病な反面、とても好奇心が強い生き物です。
何となく興味が湧いたものには、驚くほど近くでジッと見つめてみたり、口で噛んで何か確かめようとしたりします。
面白いことに、その反応は、非常に猫と近いものを感じます。
うちの猫と遊んでいるとき、目の前におもちゃを横切らせると反射的に掴んでみたり、突然素早く逃げようとするおもちゃを思わず捕まえようとする様は、バスが釣れるときのパターンに非常に近いものがあるのです。
この習性を利用して、どう見てもバスの食べ物には見えないよう物でも、結果的に釣ることができます。
でもやっぱり、リアルで艶めかしいワームやルアーはまんまほぼ”エサ”であり、あんまり奇抜なもので大きな魚を釣るのは難易度が高いです(そこが醍醐味でもある)
バス釣りにおけるロマン
結論、バス釣りは物を言わない魚が相手である以上、本当の正解は誰にも分かりません。
例え使いにくかろうが到底釣れると思えないものでも、自分が信じて使ってみると、思わぬ結果が待っているかもしれないバス釣りには、とてもロマンを感じます。
ストイックに釣ることに集中するもよし、これで釣ってみたい、で遊んでみるもよしです
ガングリップロッドが欲しくなる
前置きが長くなりましたが。。。笑
ガングリップロッドって憧れませんか?
フローターをする方なら馴染みがあるかもしれませんが、おかっぱりには短いそのグリップにはメリットはほとんどなく、釣具屋さんで目にする機会もあまり無ければ実際に人が使っているシーンもあまり見ません。
不便で使いにくくてもあえてこれで釣りたい…これがバス釣りのロマンです
実際ガングリップがまだ多く使われていたのは70年代くらいまでだそうで、今では玄人のトッパーの方が使っているようなイメージくらいです。
でもこのガングリップ、なんといってもオシャレでカッコいいですよね??
池のほとりに、ガングリップに太鼓型リールを付けて、バックハンドでカバーの深くにポッパーを投げたりなんかしてる人がいれば、それだけで絵になりそうです。
いざネットで調べてみると、やっぱり作ってるメーカーも少なく、高い。。。
スミスのガチモンなら6万円くらい、フェンウィックのグリップだけのやつでも、3万くらいします。。。
使いこなせる自信もないし、でも欲しいと唸っていると、友人がこんなものを見つけてくれました。
あ、怪しすぎる….!
3000円って言われると、もはや安すぎて嫌な予感しかしませんが、試しに使ってみるかということで、すぐにポチリました。
憧れのガングリップロッドが手に入りました
どうやらあの有名なbassproshopsが作っているようで、最悪海外便かと思いましたが、意外と早く2日ほどで届きました
持ってみると、重い…!!
グラスなのである程度仕方ないとはいえ、やけに重たいです。
ただ、10年以上ぶりに触ったグラスロッドに、なぜかとてもワクワクしました。
そして一つ気付きました。
なんかえらいガイドが少ない…!
しかも位置がおかしい….!
5つしかないチープなガイドが、えらい不自然な位置に取り付けてあります。
でも、グリップはカッコよく、試しに転がっていたスコーピオンDCとジリオンを付けてみました
わぁカッコいい
欧米人向けだからなのか僕の小さい手にはかなり大きいですが、やっぱりガングリップカッコいいです
激安ガングリップロッドを買ってみた感想
重いし太いし作りが雑でリールはガタガタしますが、使いこなせるなら使いこなしてみろと言わているような気がして、とても気に入りました。
実際に使ってみた
4/12 日曜の朝7:00、雨がザーザー降りの気温10度の中、ク〇ロッドを慣れない片手で一生懸命振り回す僕が福岡県内の野池に居ました。
とにかく投げにくい!
まず、グラス自体慣れてないのに、馬鹿みたいに太いグリップが雨で滑るし寒いし全然振れない!
何がガングリップだ!
ただ、こんなこともあろうかと付けてました、Wiiリモコンのストラップw
1時間半もする頃には多少投げれるようになってきて、あぁ、グラスも楽しいなぁと思いました。
狙い通りには飛ばないので、適当に岸沿いにOSPのHPFを投げて巻いたそのとき!
突如ルアーが横に引ったくられ、ベナンベナンのクソロッドがバットからぶち曲がりました!
嬉しさで心臓がバクバクなりながら、なんとか釣り上げたのは2kgに迫りそうなブリブリの45cm!
正直キャストも決まらないし釣れないだろうなぁと思っていたので、全くの予想外でした。
僕なりのロマン武器で釣れたこのバスは今年で一番嬉しく、これがあるからバス釣りはやめられないなぁと思った瞬間でした。
そのあとも一日投げ倒しましたが、右手の握力に限界が訪れ、今日はこの一匹で終了…
散々言いましたが、この竿は僕のお気に入りの一本になり、またこれからもどんどん使っていこうと思います。
皆さんも是非、興味があれば使ってみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
いつかもっと本格的なガングリップロッドと、レトロな雰囲気な太鼓型リールを組みたくなりました