3/19 胸水を確認、FIPがほぼ確定する
呼吸に異常を感じたため、すぐに市内の病院でコロナを持っていることも伝えたうえで、血液検査とレントゲンを撮ってもらいました。
絶対にFIPではないことを祈りながら、待合室で帰りたい気持ちいっぱいで順番を待ちました。
診察室に呼ばれて見せられたレントゲンには、もう心臓が映らないほど胸水が溜まっていました。
それを見た瞬間、何も言えず、完全に思考が止まりました。
血液検査の結果も聞き(血液検査の結果はそんなに酷くなかったようでした)、すごく言葉を選びながら、恐らくFIPのウェット型だろうと思う、と言われました。
それは目の前の診察台に座ってぼくの顔を覗いているこの子が、やっと大人の顔つきになってきたこの子が、あと一週間もしくは一カ月ほどで苦しんで死んでしまうということを意味しています。
六日分の利尿剤(胸水を溜まりにくくする薬)と気管支拡張剤をもらい、使わなかった分は返してくれたら返金する、と言われました。
使わなかった分、とは、六日以内に死んでしまった場合のことだと帰り道に気付きました。
同時に、レオが初めてうちに来たときの姿が浮かんで、こんなことで家族を失ってたまるかと思いました。
すでに知識や人脈を作れていたので、すぐに未承認薬によるFIP治療を決め、実際に治療の経験を持つ方に協力を仰ぎました。
3/20 協力者の方に会いに、広島へ FIP混合型の診断、薬の開始(1日目)
翌日すぐにFIP治療に詳しい先生に会いに、広島へ車で向かいました。
後部座席に毛布を敷き、足元にはトイレのシートを敷いて、猫用のトイレも一つ乗せました。
片道4時間近く、レオが心配でしたが、後部座席の足元でじっと耐えていました。
広島のFIP治療に詳しい先生に見せ、胸水を120ml抜きました。一度で一気にすべて抜くのは再膨張性肺水腫という良くない症状が起きるので、少し残して抜かれたそうです。
抜いた胸水を調べ、FIPで間違いないとのことで、ドライ型の症状のリンパの腫れも確認できたそうで、混合型だと診断されました。
この時点でレオの体重は3.66kg。
3/1時点は4.5kgもあったのに、20日ほどで1kg程も落ちてる….
見た目も、お腹の部分が明らかに薄くなって影ができてました。
背中を撫でると前は無かった背骨の凹凸が感じられます。
先月までクーのご飯中に割って入って通せんぼして食べていたようなやつがこんなにやせてしまったことはショックでした….
診断を受けてからのスピードが、治療の成功のカギになるそうです。
この病院の院長さんこそが、これからお世話になる協力者の方の一人になります。
この日は祝日で病院も休みだったにも関わらず、わざわざレオのことで駆け付け、処置をして下さいました。
対応の速さ、正確な説明、対応と、本当に素晴らしい先生です。
正確に病状を確認し、すぐに未承認薬とされている薬の注射をお願いしました。
2週間分の薬を追加で持ち帰り、また約4時間の帰り道になりました。
先生は、頑張りましょうと、励ましてくださいました。
今のレオは、 毎日毎日気を付けながら命がけの綱渡り状態で、いつ死んでしまってもおかしくない状態です。
未承認薬は必ず効果が保証されるものではありません。
ですが今のレオの命を繋ぎとめるものはもうこれしかありません。
このブログを書いているのは3/24ですが今もレオは生きています。
ペットを飼っているものにとって、ペットは大切な家族です。
まだ様々な課題があるこの薬ですが、ただただレオの生きている記録として、この投薬記録を続けていきたいと思います。